BCH、サービス拡大・病院改修で クウェート人患者の回復に期待

<p></p><p>バンコクチェーンホスピタルが移動歯科診療車のサービスを拡大し、サラブリー、アユタヤ、チョンブリーの3県に新規展開。また、放射線治療センターを開設し、社会保険加入者向けサービスを提供開始。年間6,000-7,000万バーツのコスト削減を見込む。KPSクリニックはバンケーに3号店をオープンする予定で、2025年も既存病院の改修や新病院開設、第1四半期に期待されるクウェート人患者の回復により、継続的な成長を確信している。</p><p> ウィモンマーン・クリッサナグリン氏(BCH財務・IR副部長)は、2024年11月29日のオポチュニティ・デーで、2024年第3四半期の総収入が32億8,400万バーツ(前年比2.8%増)、純利益が4億5,330万バーツ(同2.9%増)、2024年1-9月期の総収入が90億2,890万バーツ(同3%増)だったと発表した。</p><p> 収入増加の主な要因は、外来患者収入の12.3%増加と、カセムラート病院グループの社会保険加入患者からの収入7%増加。また、健康診断、移動歯科診療車、KPS美容外科センターからの収入も寄与した。</p><p> プーペット・ワッチャラスラクン氏(BCH上級IRマネージャー)は、今後の事業計画について、新サービスの拡大を継続すると述べた。2025年には「カセムラート・アリー放射線治療クリニック」が他院の社会保険加入者やタイ人・外国人一般患者へのサービスを拡大する予定で、現在認証取得手続き中。年間6,000-7,000万バーツのコスト削減を見込む。</p><p> また、KPSクリニックの3号店をカセムラート・バンケー病院に開設予定。移動歯科診療車「Bangkok Chain Dental」は、現在の5県5台から、サラブリー、アユタヤ、チョンブリーに新規展開する計画。工場や企業、地域コミュニティでのサービス提供に注力する。</p><p> 建設中の2病院(カセムラート・スワンナプーム病院、カセムラート・ラヨーン病院)は計画通り進行中で、2027年と2028年に順次開院予定。</p><p> 2025年初頭には、カセムラート・バンケー病院、カセムラート・プラチャーチュン病院の改修、カルンウェート・パトゥムターニー病院のカセムラート・パトゥムターニー病院へのリブランディングを実施。総投資額は約4億3,000万バーツ。</p><p> 新規開院したカセムラート・インターナショナル・アランヤプラテート病院、カセムラート・プラーチーンブリー病院、カセムラート・インターナショナル・ビエンチャン病院は2025年に黒字化を見込む。</p><p> 今後3-5年で4病院を追加開院する計画で、主に内部資金を活用し、借入は最小限に抑える方針。</p><p> 2025年も成長継続を確信</p><p> 2024年第4四半期は、タイ人の外来・入院患者と社会保険加入者の増加により、総収入の中程度の成長を目標とする。</p><p> 2025年は、病院改修の完了、新医療センターの開設、移動歯科診療車の拡大、新病院からの収益、第1四半期のクウェート人患者の回復により、継続的な成長を確信している。</p><p> 「バンコクと周辺部の医療人材の競争は懸念していないが、地方では特に医師・看護師の確保が困難な地域があり、慎重な人材計画が必要」と述べた。</p><p style="font-size:13px;">2025年1月5日 プラチャーチャートトゥラキットオンライン(2025年1月5日)</p>